今の部屋に引っ越してきて15年。

うちには「開かずの間」がある。
15年のうち後半10年は詰まった物でドアが半分しか開かない物置と化した、自室になる予定だった部屋。

当初はベッドを置いて、テレビを置いて…とか思っていたけどそのために買ったソファベッドは今リビングに移動してソファの人生を送り、もはや自分がベッドに変身できることを忘れている。

ちょうどその頃仕事が忙しく、年間700ページくらい描いていた。
なので、アシスタントさんが寝る部屋と仕事部屋であるリビングが稼働してればいいや、とアシさんが来る時は開かずの間に邪魔な物を放り込んでやり過ごしてきたのだ。
自分が眠る時は無●良品の人をダメにするクッションのでっかいのをその辺に置いて寝てた。
家庭内ホームレス。


でも、仕事のデジタル化でアシさんを家に呼ばなくなって5年。
人生の残り時間を考えると、もしかしたらここにこれから住める時間もあと15年はないかもしれない。
そりゃ勿体ないじゃん…!と、他人様より10倍くらい遅く気がついて、プロの「整理収納アドバイザー」の資格を持つ漫画家、オタクのためのオタかづけを提唱する阿部川キネコさんに作業&レクチャーに来て頂いた。
一緒にコツを覚えたいという漫画家友人1名も駆けつけて手伝ってくれた。


キネコ師匠提供の簡単なチェックリストに大事な物やこだわることなどを記入して、作業スタート。
開かずの間で引っ越し以来15年開けてない箱や袋を開けるのは師匠と友人、私は隣室で次々に運ばれてくる物たちを要不要に分別する。
‪ときどき隣から聞こえてくる感嘆の声?にドキドキしながら。
でもオタかづけだから、理解ありあり、エロゲー出て来てもツッコミ無しw秘密も厳守w。‬


この詳しい模様はキネコ師匠がブログに書くか漫画化してくれると思いますので、乞うご期待。
私もどこかで描かせてもらおうかな?キネコさんと双方向漫画(笑)。

7時間の滞在時間からお昼ご飯とお茶休憩を差し引いて、実作業はたったの6時間でしたが、凄い。
床が見えなかった、物だらけの部屋…(汚部屋とは言っているが、食品や水分のあるものや植物とかの有機物も基本置かないのでカビはない。ホコリだけである。うちの冬の乾燥度はゴビ砂漠と同じなのだ)…は見事に片付いた。
10年ぶりにベランダへのドアが開き、風が吹き抜けた。角の忘れられた出窓が見えた。


半分くらいの量になった荷物はまだ室内に残っているが、物たちの立場がはっきりして、時間内に出来なかった私の再分別と、次の置き場に行くことを待ってスタンバってる状態だ。

今までこうだった原因もコツも教えてもらったが、それはおいおい漫画で描きましょう。


師匠と友人を迎えるにあたり、当日まで家の他の部分を徹夜で掃除して全身筋肉痛だが、今日は「開かずだった間」に掃除機をかけて、布団を敷いて寝よう、そうしよう。
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阿部川キネコさんのオタかづけブログはこちら↓
オタクのための片付け術☆オタかづけブログ
https://ameblo.jp/otakaduke

ちなみに漫画家は18000円/日のところ12000に割引だそうです。
漫画家でなくてもブログ掲載可のかたは割引ありですと!