
3月の終わり頃、もしかしたらしばらく買い物にいけなくなるんじゃないか?と、野菜の保存法を考えたんです。
そうしたら、同業の友人のお宅では、小松菜の根っこの部分数㎝を切って、それを栽培しているとのこと。友人のSNSの写真は売っている物と変わらぬとても立派なもの。しかも市販品より味が濃くて美味しいですって?
うちは小ネギは使い残しの下3㎝をプランターに挿して栽培していて、1〜2人の薬味は事足りてしまう。
これはやってみなくちゃ。
緑の指ならぬなんでも枯らす茶色い指の私はサボテンしか育てられませんが、それでもバジル(残りを水に挿しておくとすぐに根が出る)とかミント(根がぐんぐん伸びて他の植物のテリトリーを浸蝕していく)とか、私の魔力が効かない勇者はいました。小松菜もきっとそういう輩に違いない。
友人は根がついたものを買ってきて、 とのことでしたがうちのそばのスーパーには根っこがスパッと落とされたものばかり。でもバジルなんかスカスカの茎の切り口から根が出るし。

料理に使って4㎝ほど残った下の部分を水に挿し数日。

根が出ました。
冷蔵庫のなかの残りも根が出てたので、もしかして水に挿す必要なかったんじゃ?とも思える生命力。
使っていなかったプランターに土と骨粉少しを入れて小松菜の苗を挿し、ベランダに置く。
午前中しか日が当たらないけれど、あまり日当たりが良いと薹が立って硬くなるらしいのでまあいっか。
で。毎日水をやって20日くらい。私の期待通りすくすくと小松菜は育ってくれました(TOPの画像)。
ぴかぴかの葉が美しい。病気も虫食いもない。来週あたり食べられるんじゃない?
と、思ってまじまじと観察していると…いました。ヤツです。
小松菜に負けないきれいな薄緑色の、ゴマ粒みたいな集団が。
それも真ん中の渦巻いた新芽の所。こんなとこに密集されたら取ろうにも取れないよ!
今どき「密」はいかん「密」は。
それもこんな団体で。
くそぅ、私は集団でないと何か出来ないヤツは大嫌いだ!

慌てて調べると、小松菜はアブラムシがつきやすいとのこと。そして、窒素分が多い肥料を撒きすぎると付きやすいとのこと。ああ、骨粉…(ノ_・。)
だいたい全ての苗の中心にヤツらはいた。ただ、まだ各クラスターは小さめだ。
退治してやる。
私から食べ物を奪う者は許さない。
手持ちの木酢液を希釈してスプレーする。あ、でもこれは忌避効果であって、殺虫や除虫ではないのか。
水も嫌いだということで、芯部分に40度のお湯をどぼどぼかけ、プランターごと大きなビニール袋でふわっと覆った。なんでも、温室風に密閉すると、苦しくて袋の上部に逃げて来て溜まるらしい。

そうしてひと晩。
袋には別に何も付いていない。
効果なかったかな〜?
と、開けて見て見ると。
ヤツらはじわじわ昇ってきてました。

手前のヒト、足がセクシーでフォトジェニックだな。

なんて言ってる場合じゃない。
だめじゃん。葉っぱの裏に来ちゃ逆効果じゃん。私のバカ。
そこで。
昨夜から準備した「油石鹸水」の出番です。
ほんの少しのサラダ油と食器洗剤を水を混ぜたもの。 検索するとすぐ出てきますのでお試し下さい。
牛乳をスプレーして窒息させるというのは良く聞きますが、もっと速攻で苦しめてやるぜ、はっはっは。食べ物の恨みは怖いのだ。
取れるヤツらはティッシュに取ったあと、シュシュシュッとスプレー。
そして、光を嫌うというヤツらへの嫌がらせにキラキラしたアルミホイルを敷き詰める。
どうよ。

そしてもう一度、ビニール袋で覆った。新参者を防ぐためだ。
明日も見回りに来るからな!

むかごを撒いた山芋の芽は今年も元気よく出た。10個くらい。
もう3年くらい、毎年生えます。が。
鉄腕DASHで知りましたが、山芋は土から栄養は一切摂らず、日光だけがごはんだそうで。
日当たりが午前だけのわが家では、今年も食べるまでには育たないと思います。
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