COVID-19自粛でオープンが春から7月にずれこんだトキワ荘ミュージアム。
7月の内覧会にも招待状を頂いてそれも伺えずにいたのですが、昨日やっと行く機会がありました。
友人漫画家さんの呼びかけで、オープン記念の漫画家色紙展示に参加させて頂いたので、大御所やメジャーなかたに混ざって壁に貼られているんです。あのトキワ荘に。
たぶんこんなことは、細くて長い漫画家人生の最初で最後です(笑)
残念ながら展示されているうちの子(色紙です)の勇姿は撮影禁止でカメラに収められなかったんですが、目に焼き付けてきました。
良かった、私自称漫画家じゃなかったんだわ。
その帰り道、昭和の匂いのする町をあるいていたら、 道ばたに海苔が並べられていた。
海苔専門店。日本橋でもないこんな内陸に、個人商店の海苔屋さんはめずらしくない?
ちょうど焼き海苔が切れていたので箱に並んだいろいろな海苔を見ていたら、後ろから声をかけられた。
「それ、みんな味違うんですよ」
ラフな格好のお兄さんだ。
目の前の箱には焼き海苔が産地別にパック詰めされている。
「お店のかたですか?」
「いえ、近くに住んでる者です」
「おすすめとかあります?」
「食べ比べると面白いですよ。近くのお寿司屋さんもここに海苔買いに来るから」
とか話していたら、店主のおやじさんが顔を出した。
食べ比べの焼き海苔3パックを買う。
1帖(全形10枚)で350円。3つで1000円。安い!
(余談だけど、実家を出てから乾物が意外と高いことに驚いたものだ。干し椎茸とか海苔とか)
「すみません、お札大きいんですがいいですか?」
「 一万円札!今年初めてみたね!」
店主、ファンキーおやじだった。うちの亡父もこんなだったかなー。
「私も今年初めて使いました!」
どこもビニール袋はくれないご時世だが、手提げのビニールに入れてくれた。
きっとトキワ荘があったころからこの海苔屋さんもここにあったんだろうなあ。
あああ、糖質制限ダイエット中だが白いご飯でおむすび3つ並べて食べたくなった。
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