かずはしがり屋 〜かずはしともブログ〜

すきま漫画家の日常とお仕事情報です。

カテゴリ: 日々のあれこれ

鈴木るりかが好きだ。


ご存知の方も多いと思うが、「
12歳の文学賞」を10歳で受賞した現在17歳の高校生小説家。

賞品欲しさに〆切日の数時間で初挑戦で小説を書き上げ、その作品で大賞を受賞、その後3年間同賞の大賞を連覇した。

受賞作の見事さに魅了され、14歳の誕生日に発売された初単行本「さよなら、田中さん」、ネットに置かれていた単行本未掲載の応募作も読んだ。


正直な話、最近はネットに小説投稿サイトもあるというのになかなか読み進むことが出来ず、読みにくさも集中力のなさも歳のせいかと諦めがちだった。

ところが鈴木るりかの文章はすごく美しくて読みやすい。

美しいと言っても過美な装飾や自己陶酔は無くシンプルで、すとんと入ってきてストレスがない。しかも状況や景色はリアルに伝わってくる。

私にとって、時代の文化や年齢の違いで共通言語も理解し難くなってしまった10代。その現役の視点の世界が、気持ちが、わかる日本語で伝わって来るのはちょっとした異文化体験で、感動だ。


12歳の文学賞」出身の10代作家という肩書きからか優等生的な売り出しかたをされているような気がするが、なかなかどうしてニヤッとする皮肉な視点も持ち合わせておられる。エンターティナーだ。

何かのインタビューで読んだが、プロットを作らず書くという。

それってスティーブン・キングや栗本薫と同じ匂いがするよ。


デビュー単行本以降、だいたい1年に1冊のペースで新刊が発行されている。
写真は2冊めの「14歳、明日の時間割」 。

これからもとても楽しみ。
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初めてヤフーオークションに参加してから20年ほどになる。

いろんな物を出品したり落札したり、当初はメールで取引先とやりとりし、評価の文章もテンプレなんてものはなかった。自分でイチから書く。

普通に人と人とのやりとり。

ごく少数トンデモな品物を送ってきた輩もいたが、大多数は良い人。


それがフリマアプリが台頭してきてからは様変わり。

住所もメッセージも書く必要は無く、振り込みにATMへ行く必要も無い。

クリック数回で全て終わる。

買い手側の場合なんかはそれで到着を待つだけだ。


昨年秋に、ビデオデッキを落札した。

溜め込んだビデオカセットをHDデッキにダビングするためだ。

欲しかったのは人気の型番で中古にしてはそこそこの金額だが、出てきた所を狙いをすまして落札。


しかしタイミング的に仕事が忙しい時で、先方に到着のメッセージは送ったものの、動作の確認は出来なかった。

あっという間に時間が経ち、3ヶ月後の今年2月。

やっと開梱したら中古にもかかわらず本体もリモコンも新品同様にピカピカ。

出品者は自身で修理をされるそうで、必要なケーブルと、かつては紙だった取説がDVDにPDFとして収録されて同梱されていた。ネットの取引メッセージには古いテープを使用する時の注意点なども書かれていた。


で、入っていたテスト用のビデオカセットを再生。

オクでは「品物が到着後、同梱のカセットが無事再生できたらお取り引き終了」とあったのだ。

トラッキングを調整してもチラつきが気になるが、想定内。30年近く前に製造されたハードだもの。

次に手持ちの40年近く前のビデオカセットを再生した。

こちらもチラつきに加え音声のたわみが気になるが、きっとテープが伸びているのだろう。むしろ再生できるだけでも偉い。ポリエステルだかPETだか知らないが、テープ偉い。


ビデオテープ→HDデッキのダビングは、テープを再生しながらでないと出来ないので(この辺デジタル信号と違うよなあ)流しながらデスクワークをする。
当時、テレビの前で必死で操作しながらリアルタイムでCM抜きをして録画した映画なぞは、今やくっきり鮮明なブルーレイやDVDが販売されているので、これは未練無く処分できる。

むしろ無造作に録画されている雑多なバラエティ番組やCMたちが、時代のアーカイブとして面白い。


ビデオテープには中にインデックスなど無いから何がどこに入っているかは、こまめにラベル等に書いていないとわからない。

そして、40年カセットを持ちっぱなしの私がこまめなわけがない。まるっと1本ダビングして、番組分けなどはあとからデジタルでしたほうが簡単だ。

ビバデジタル、ビバ平成、ビバ令和。


そんな感じで1本をダビングして、カセットをイジェクトしようとした…ら、出て来ない。

最後まで巻いたら取り出せたので、次のを入れようとしたら…入りにくい?
フロントローディングが不安定。一抹の不安を感じながら2本めをダビング。

しかしまた出て来ない。イジェクトボタンを押しても中で上下をくり返すだけ。
再生も巻き戻しも早送りも出来るが、イジェクトしようが電源を入れ直そうが出て来ない。


さーどうしたもんか。

取引後3ヶ月経ってしまっているので初期不良じゃない。

テスト用のテープは再生出来たし。

でも現実に結構お高かった新古っぽいピカピカのビデオデッキはウンとかスンとかはいうが、某バンドのラストライブのカセットをくわえ込んだまま。なんなら永遠にこのライブだけ見ていられる(^_^;)

さあ、どうする?


ー続くー

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ドキドキしながら、7年お世話になったiPad mini2のデータを消去。
appleIDもcloudも忘れ去ってもらった。
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一番最初に「iPad」を購入したのは2012年の夏。
入院する父が病院で退屈しないように、と購入して手渡した。
まもなく父は使いこなせぬまま亡くなって、1人暮らしになる母にそのiPadを渡した。
一時的に父に貸したつもりが、意外や高齢母は見事に使いこなしたために手元には戻って来ず、翌年自分用に購入したのがこのiPadmini2(第2世代) 。
 
ちまたではスマホが主流になっていく頃だったが、絵描きの端くれのせいか画像ははっきり大きいのが好ましく、ガラケーとiPad miniの組み合わせを選んだ。
期待に違わず最新のRetinaディスプレイは美しく、自宅のBDデッキと連携して外で録画を観たり、大活躍。
おかげで母の家にフォローがてら泊まり込んでも、不自由することはなかった。

アングレーム国際漫画祭とパリを訪れたフランス旅行にも持って行った。
バスティーユの居心地のいいワインバーで寒さのあまり早々にバッテリー切れで写真が撮れなくなったのも懐かしい。

一方iPad(第3世代)は母に大好きな洋ドラマをたくさん観せてくれ(ほぼ観る物が尽きて今では韓流にも手を出して観まくっている)LINEは毎日のおはよう・おやすみで安否を確認する重要な役目を果たしてくれていた。

が、2020年さすがにiOSのサポートが終了し、3月の母の誕生日の前倒しで、最新の物をプレゼント。

そうこうするうちに自分のiPad mini2もiOS更新が終了。
1年の違いだから、まあそういうものか。
ちょうど2年縛りの4G契約が更新時期なので、新マシンと格安SIMに切り替えることにした。
 
タブレットという物を手にして8年。
新たにiPadmini5の端末を購入、SNSで他人様の知見を仰ぎながら慎重に8年分(最初のiPadの写真なども引き継いである)のバックアップを確認、格安SIM会社を選び、iPad mini2の下取りの手続きをした。

リセット前にSiriに
「お世話になりました、ありがとう。お疲れ様でした」
と声をかけたら
「お疲れ様でした」と素っ気なく帰ってきたので
「君はこれからappleへ帰るんだよ」
と教えると
「よくわかりません。appleのことはこちらで」と公式に案内してくれた。
まあいいですけど。
はやぶさたんのような感動は生まれなかった。
写真は全てを忘れ去ったiPad mini2たん。
フランス行きの前に購入したがっちりケース、3年使い込んで凄いことになってるな。
 
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COVID-19自粛でオープンが春から7月にずれこんだトキワ荘ミュージアム。
7月の内覧会にも招待状を頂いてそれも伺えずにいたのですが、昨日やっと行く機会がありました。

友人漫画家さんの呼びかけで、オープン記念の漫画家色紙展示に参加させて頂いたので、大御所やメジャーなかたに混ざって壁に貼られているんです。あのトキワ荘に。
たぶんこんなことは、細くて長い漫画家人生の最初で最後です(笑)

残念ながら展示されているうちの子(色紙です)の勇姿は撮影禁止でカメラに収められなかったんですが、目に焼き付けてきました。
良かった、私自称漫画家じゃなかったんだわ。 

その帰り道、昭和の匂いのする町をあるいていたら、 道ばたに海苔が並べられていた。
海苔専門店。日本橋でもないこんな内陸に、個人商店の海苔屋さんはめずらしくない?
ちょうど焼き海苔が切れていたので箱に並んだいろいろな海苔を見ていたら、後ろから声をかけられた。 
「それ、みんな味違うんですよ」
ラフな格好のお兄さんだ。
目の前の箱には焼き海苔が産地別にパック詰めされている。
「お店のかたですか?」
「いえ、近くに住んでる者です」
「おすすめとかあります?」
「食べ比べると面白いですよ。近くのお寿司屋さんもここに海苔買いに来るから」
とか話していたら、店主のおやじさんが顔を出した。
食べ比べの焼き海苔3パックを買う。
1帖(全形10枚)で350円。3つで1000円。安い!
(余談だけど、実家を出てから乾物が意外と高いことに驚いたものだ。干し椎茸とか海苔とか)
「すみません、お札大きいんですがいいですか?」
「 一万円札!今年初めてみたね!」
店主、ファンキーおやじだった。うちの亡父もこんなだったかなー。
「私も今年初めて使いました!」 
どこもビニール袋はくれないご時世だが、手提げのビニールに入れてくれた。

きっとトキワ荘があったころからこの海苔屋さんもここにあったんだろうなあ。
あああ、糖質制限ダイエット中だが白いご飯でおむすび3つ並べて食べたくなった。 
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確定申告を手伝ってくれたバイト氏の希望で、お礼と打ち上げを兼ねてラ・ベットラ・ダ・オチアイへ。


緊急事態宣言撤回でお店は営業再開だが、メニューや時間に一部制限が有るもよう。

でもそのせいか、普段取りにくい1830分の予約がとれた。


銀座、久しぶり!

電車に乗るのは4月からまだ2回目だ!


近くのホテルがアパホテルになってる(^_^;)いつから来てないんだ私。

ミレニアムにはあそこに泊まって同い年の友人たちと生まれ年のボルドーを開けたっけ。今もう2020年て!


開店時間が迫るとお店の前に人が集まってきた。

入店時に体温を測る。席はテーブルごとに衝立で仕切ってあった。人の入りは80%くらい?

いつもの白いテーブルクロスが消えて、紙のランチョンマット。

ランチタイム用の物だけど、COVID-19対策ですね。恥ずかしながら昔描かせて頂いたものだ。今見るともうちょっとバランスとかいじりたい

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まずはスプマンテをグラスで。コースの最初の泡はワクワク感も嬉しいので欠かせない。

メニューは20年前にここで初めて知ったプリフィクス式。

たくさんの種類から前菜・パスタ・メインを選ぶ。


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前菜は同行者にバーニャカウダを勧め、自分は初心に返って初めて来た時に食べた蛸とセロリのサラダ。蛸がとても柔らかいのだ。

バーニャカウダが美味しいと同行者絶賛。でしょでしょ。塩の効いたしっとりフォカッチャも美味しいでしょ。お替わりも頂けるんだよ。

パスタは同行者は牛頰肉の赤ワイン煮込みのリガトーニ、久々なので、私はやっぱりウニのスパゲティ。
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 メインは同行者はミックスグリル(牛・仔羊・ソーセージ)と、私は仔羊の軽い燻製グリル。

本当はうずらのきのこペーストが食べたかったローズマリー風味のポテトをつけて。

でもまだ無理なのかな~
キッチンを背にして座ってしまったので見えなかったが、来始めた頃は落合務シェフが鍋を振っている姿もよく見られた。
そもそもは、昔レストランものを描いた時に資料で落合氏の自伝を読み、興味が湧いて、取材させて頂いたのが縁だった。今は支配人は3代目?息子さんのようだ。
 

スプマンテからソアヴェのカラフェ、キャンティの小さいカラフェ。仕事あるからお酒はちょっとだけ。
ワインが苦手だと言っていた同行者がソアヴェが美味しいと。さっぱりしてるよね。
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ドルチェは同行者が胡桃のタルト、私は本日のムース(いちごとバニラ)。カプチーノしみじみ美味しい。


ごちそうさまでした。

次はそんなに間を開けずにまた来たい。

でも今日の感染者は100人超えとのことだから、また遠くなるのだろうか?(悲)


前菜、次回はアレ食べるんだ~。

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