
一番最初に「iPad」を購入したのは2012年の夏。
入院する父が病院で退屈しないように、と購入して手渡した。
まもなく父は使いこなせぬまま亡くなって、1人暮らしになる母にそのiPadを渡した。
一時的に父に貸したつもりが、意外や高齢母は見事に使いこなしたために手元には戻って来ず、翌年自分用に購入したのがこのiPadmini2(第2世代) 。
ちまたではスマホが主流になっていく頃だったが、絵描きの端くれのせいか画像ははっきり大きいのが好ましく、ガラケーとiPad miniの組み合わせを選んだ。
期待に違わず最新のRetinaディスプレイは美しく、自宅のBDデッキと連携して外で録画を観たり、大活躍。
おかげで母の家にフォローがてら泊まり込んでも、不自由することはなかった。
アングレーム国際漫画祭とパリを訪れたフランス旅行にも持って行った。
バスティーユの居心地のいいワインバーで寒さのあまり早々にバッテリー切れで写真が撮れなくなったのも懐かしい。
一方iPad(第3世代)は母に大好きな洋ドラマをたくさん観せてくれ(ほぼ観る物が尽きて今では韓流にも手を出して観まくっている)LINEは毎日のおはよう・おやすみで安否を確認する重要な役目を果たしてくれていた。
が、2020年さすがにiOSのサポートが終了し、3月の母の誕生日の前倒しで、最新の物をプレゼント。
そうこうするうちに自分のiPad mini2もiOS更新が終了。
1年の違いだから、まあそういうものか。
ちょうど2年縛りの4G契約が更新時期なので、新マシンと格安SIMに切り替えることにした。
新たにiPadmini5の端末を購入、SNSで他人様の知見を仰ぎながら慎重に8年分(最初のiPadの写真なども引き継いである)のバックアップを確認、格安SIM会社を選び、iPad mini2の下取りの手続きをした。
リセット前にSiriに